ここ数年猛暑じゃなかった夏ってありましたっけ?
昨今の夏は基本的に30度後半になり、場所によっては40℃を超える猛暑もめずらしくなくなりました。
ではこの猛暑は経済的にどのような影響があるのでしょうか?
猛暑になると消費者の傾向も変わってくるため、同じ夏でも
気温によって大きく影響が変わってきます。
是非抑えておきましょう。
猛暑による消費が増えるもの
猛暑の影響で、私たちの消費行動にも変化が現れます。
まず、エアコンや扇風機などの冷房器具の需要が高まります。
暑い夏には、快適な室温を保つために冷房を使用することが一般的です。
そのため、エアコンや扇風機の販売が増え、関連するビジネスが活況を呈します。
また、夏には水や飲み物の需要も増えます。
暑さでののどの渇きを癒すために、冷たい飲み物やアイスクリームを求める人が増えるのです。
これにより、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでの飲料や氷の売り上げが上昇します。
また、レストランやカフェなどでも、夏季限定のメニューやアイスコーヒーなどが人気となり、売り上げが増加します。
さらに、猛暑の時期には、ビーチやプールなどの水遊び施設や、涼しい場所への旅行など、リラックスや涼を求める人々の需要も高まります。
このような需要の増加により、関連する観光施設やホテルの需要が増え、地域経済にもプラスの影響を与えることがあります。
猛暑によって消費が減少するもの
猛暑の影響で、いくつかの品目が減少しています。
例えば、アイスクリームや冷たい飲み物の需要が増える一方で、暑さに弱い野菜や果物の収穫量が減少しています。
これは、気候条件が作物の生育に影響を与えるためです。
特に、高温と乾燥が続くと、作物は水分不足になり、収穫量が減少する傾向があります。
また、猛暑によって観光業も影響を受けています。
夏は観光シーズンであり、多くの人々が旅行やレジャーを楽しむために移動します。
しかし、猛暑のために外出することが難しくなり、観光地の集客数が減少することがあります。特に、屋外でのアクティビティや観光名所への訪問が制限される可能性があります。
消費に冷え込みは売上減少か?
さてこう比べてみると消費が冷え込んでいるものは売上、株価が軒並み下がるイメージもありますが、必ずしも絶対ではありません。
例えば、作物の場合確かに暑さに弱い野菜や果物の収穫量が減少し、
消費量は減りますがその分売値を高く設定され、
最終的な売り上げは同じくらいに調整されます。
観光地なども天気などに合わせてスタッフを制限したりするためこれら企業努力により、あまり少ないです。
ただし、それでも総売上量は下がってしまうがほとんどです。
これは日本の給与水準が低いことに起因しており、世界的にも先進国ながら25位とかなり低い平均賃金価格となっています。
順位 国名 平均年収 1 アイスランド 11,126,270円 2 ルクセンブルク 10,963,420円 3 米国 10,844,886円 4 スイス 10,219,023円 (中略) 23 リトアニア 6,142,441円 24 スペイン 6,000,307円 25 日本 5,811,289円 引用元:OECD加盟国34カ国の平均賃金
売上減少は株価低下か?
さてこれがイコールではないのは分かるとは思うが必ずしも株価が下がるわけではない。
株価とは市場の期待値から算出されます。
もちろん、売上、決算でも反映されますが、一番は今後この会社は期待できるかの投資家の心をつかんでいるかだろう。
そのため、例え売上が落ちても仕方ない理由、他決算の調子が良かったなどで相関性は変わってきます。
まとめ しかし、猛暑は経済効果的にはマイナス要素
さてでは猛暑について改めて確認したいが、結果としては経済効果的にはマイナスです。
株価は下がらないかもしれないのに?
そう思うかもしれませんが、実経済と株価のズレは往々にして起こりえます。
まあよくよく考えたら猛暑で出かけたくない人が多いのに消費が増えるわけないですもんね。
そのため、株価に騙されず、しっかりと状況を把握しなければなりません。
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