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企業、地域の活性剤?プロ野球がもたらす経済効果

企業、地域の活性剤?プロ野球がもたらす経済効果

スポーツと言えば何を想像するだろうか。

自分の好きなスポーツ、していたスポーツなど偏りは生まれるだろうが
日本全国で考えると野球は未だに根強く人気である。

日本で話題に上がる野球と言えば甲子園メジャープロ野球とあるが
実感として分かりやすく身近なのはやはりプロ野球であろう。

日本のプロ野球は地域、スポンサーの企業との関係が深く、
チームの人気、戦績、特色が地域などに影響を与えるという面白い関係なのだ。

野球と地域の経済効果の関係とは

日本のプロ野球は古くはスポンサーの本社が近い関東の主に東京に拠点を置いていた。

文化として根付き始めた昭和時代はまだテレビの普及も十分でなく、地方の人々はラジオで聞くだけの存在だった人も多い。

野球はスポンサーの広告としての側面が大きく、テレビ、ラジオへの露出が重要とされていた。

しかし、そうなると戦績の良くないチーム、あるいはリーグの球団は効果的にプロ野球を使えてないという問題があった。

そのため、地方に拠点を置くことでチーム、野球の認知度を上げる地域密着型の戦略をしたのだ。

地域密着型の球団としては阪神タイガース広島カープなどがやはり有名である。

どちらも街に球団が溶け込んでおり、試合の勝敗により街の雰囲気が変わるほどだ。

このような地域密着型の経営戦略になってから野球は、地域の経済に多くの効果をもたらすスポーツになった。

地域の活性化観光振興雇用創出だけにとどまらず、様々な面で経済的な恩恵をもたらすことができます。

まず、野球の試合や大会が開催されることで、他県人が多く訪れます。

これにより、地元のホテルや飲食店、交通機関などが利益を得ることができます。

また、観光客が地域を訪れることで、地元の特産品やお土産品の売り上げも増加します。

さらに、野球の試合や大会の運営には多くの人材が必要です。

選手や審判だけでなく、スタッフやボランティアも必要となります。

これにより、地域の雇用機会が増え、地元の人々にとっても経済的なメリットが生まれます。

また、野球チームが地域に根付くことで、地域の活性化にも寄与します。

地元の子供たちが野球を通じて夢を持ち、地域の活動に参加することで、地域の結束力が高まります。

これにより、地域の魅力が向上し、他の地域からの移住者や観光客も増える可能性があります。

野球は地域の経済に様々な効果をもたらすスポーツです。

地域の活性化や雇用創出、観光振興など、地元の人々にとってもメリットが大きい活動と言えます。

キャンプするだけでも経済効果?

また、野球のチームは別の地方で強化合宿のキャンプをすることもある。

キャンプが行われる地域では、選手や関係者の宿泊や食事、交通手段などが必要となります。

これにより、地域のホテルやレストラン、交通機関などが活況を呈し、地域経済の活性化につながります。

データによっては1球団のキャンプだけで23億円もの経済効果があるともされており地域に与える影響は大きい。

また、球団を持たない地方の野球ファン、子供達にはそれ以上の影響もあるだろう。

テレビでしか見られなかった自分たちのスターを近くで見れ
選手たちの練習を見学したり、サインをもらったりすることができます。

そのため、一層野球への愛が深まる瞬間なのかもしれない。

優勝してしまったら、、、、

プロ野球にはリーグが何種類か存在しており、シーズンで優勝を争っている。

さて、そんなリーグを制して優勝してしまったらもう大変である。

優勝することによって、その地域の人々は球団を自分たちの誇りと思い街はしばらくお祭り気分になってしまいます。

チームの関連グッズ記念品が発売されたりスポンサーが小売業などの場合は優勝記念セールなどが始まるのだ。

また、優勝したチームは、多くの観光客を引き寄せる力を持っています。

野球ファンは、優勝チームの試合、球場などを見に他の地域から訪れることがあります。

そのため、観光客が増えることで、地域のホテルやレストランなどのサービス業にも好影響を与えます。

さらに、優勝によってチームの知名度が上がり、スポンサーシップや広告収入が増えることもあります。

これによって、チームの経済的な基盤が強化され、地域経済への貢献がさらに進むのです。

実際に今年2023年に阪神タイガースが優勝をした。

その際の経済効果はなんと969億円になり、野球がいかに地域、全国に影響を与えているかわかるだろう。

メリットだけではない球団優勝の影響

しかし、そんな球団優勝の影響は悪い側面もある。

ファンの熱が強すぎる

野球に限ったことではないスポーツのファンには過激な人が多い

今回の阪神タイガースなら道頓堀への飛び込みが有名だろう。

阪神タイガースは典型的な地元密着の球団であり古くから地域に愛されている。

そのためか、阪神タイガースファンはなぜか優勝するたびに道頓堀に飛び込んでしまうのだ。

この風習は1985年から続くもので多くの人またはケンタッキーのカーネル像が道頓堀に落ちたのだ。

しかし、当然このようなことは危険行為である。

実際に道頓堀の飛び込みは死傷者も出しており、球団優勝の影響は悪い文化を生み出すこともある。

グッズ販売にも影響が

また、優勝グッズの販売にも影響がある。

地域密着型の球団の多くは自身のロゴやマスコットキャラクターを商品に使うことを認めているケースが多く
地域に行くと様々な球団のグッズが見れる。

しかし、優勝などをした際は球団が販売を規制することがあるのだ。

この理由は球団公式の独占がある。

優勝の際の経済効果はすさまじく、その利益を球団が独占しようというのだ。

もちろん、期間を設けた規制などではあるが優勝という経済効果を十分に受けられない人も現れ
場合によっては今後の関係性に響くセンシティブな事態も生んでしまう。

株価は影響されるの?

さてスポンサーの多くは上場している大企業だ。

そのため、株価にも影響を与えるのだ。

実際に今年の阪急阪神ホールディングスの株価は1月の底値3710円だった。

しかし9月に入り、5276円をつけ高値を更新したのだ。

もちろん、阪急は関西の不動産、鉄道を手掛けており様々な要因があるとは思うが、
少なくとも優勝への期待もこの株価には織り込まれているだろう

また、株価の上昇は関連性のない会社にも影響を与えている。

タイガースポリマーという会社がある。

この会社は阪神タイガースとはなんの関係もないが
名前が似ているというだけで株価が大きく上昇してしまったのだ。

他にも選手の名前と同じ会社名だったりした会社は軒並み上昇し、株価は投資家の気持ちを反映しているということがわかる。

影響大!

さて今回はプロ野球がもたらす経済効果を様々な視点で見てきた。

野球は古くから日本では文化として根付いたスポーツであり、地域密着型という特徴も併せて様々な経済効果が生まれます。

また、地方によっては地域の活性化にもなり、自治体の経営安定など多くの人々を支えている。

これからも影響は大きく日本経済を支えていくだろう。

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