経済

タンス預金ってメリットあるのか真面目に考えてみる

タンス預金ってメリットあるのか真面目に考えてみる

さて、タンス預金という言葉は聞いたことがあると思う。

日本には100兆円近くの現金が家庭にあるが実は80兆円近くはタンス預金であるとされているのだ。

タンス預金自体の歴史は結構深い

タンス預金とは、個人が現金を自宅のタンスや引き出しに保管をして
銀行に預けずに保有することを指します。

へそくり、お小遣いなど類語はありますが、
タンス預金は基本的には資産の大半を個人が現金で保有することを指すことが多いです。

タンス預金の歴史は、戦後の混乱期に遡り、第二次世界大戦後の日本では、
物資の不足や国が財源確保を目的に銀行に預けたお金が価値を失う可能性がありました。

そのため、多くの人々が現金を自宅に保管することを選びました。

当時家具の中でもタンスは非常に丈夫であり、
仮に災害で家屋が全損してもタンス自体は無事なことも多かったそうです。

また、古くから大切なものを仕舞う分があり、タンス預金という言葉が生まれました。

タンス預金のデメリットとは?

確かに戦後の日本としてはタンス預金は合理的な考えであったとされますが、
現代では様々な理由からデメリットが多いとされます。

盗難火災リスク

お金を自宅に保管すると、万が一の場合には全て失ってしまう可能性があります。

紙幣は現物の場合、全損の際は保証などがなく資産の損失リスクが大きいです。

また、何かしらの理由で家の中に多額の現金があることを知られると
泥棒に狙われるリスクも高まり、身の危険も併せてメリットはありません。

インフレーションによる紙幣価値の低下

さらに、インフレーションの影響を受けることもあります。

タンス預金はお金をそのまま保管するため、物価が上昇すると実質的な価値が減ってしまいます。

そのため、長期間にわたって預けておくと、資産価値が下がる可能性があります。

利息が得られない

現物で現金を持つと利息収入が得られないこともデメリットの一つです。

銀行に預けると、一定の利息が付与されますが、タンス預金では利息収入を得ることはできません。

そのため、お金を増やしたい場合には、他の投資や預金方法を検討する必要があります。

仕舞った当人しかその場所を知らない

また、タンス預金がどこにあるかというのを知っている人が限られていることも問題です。

隠した本人が、仮に亡くなった場合は銀行などの資産はすぐに確認できますが、
タンス預金場合は実態を知るものがいなくなってしまいます。

場合によっては誤って廃棄してしまうなんてこともあり得ます。

現代でのお金の持ち方

以上のように現代では様々なデメリットがおきてしまい、
タンス預金は基本的にはお勧めできないものとなってしまいました。

では現代では資産はどのように持つべきなのでしょう。

銀行

やはりまずは銀行です。

銀行に預けることにより利息を受け取ることができ長期に持つときは基本的には銀行にすべきでしょう。

また、預金保険制度によって預金を保護することができ、
仮に銀行が経営破綻した場合でも最大で1,000万円まで保護されます。

そのため、利息、セキュリティの点から銀行に預けましょう。

証券、株式などへ投資

お金を株式に変えて保持しておくなどもお勧めです。

株式は銀行に比べて金利が良く、資産を増やすこともできます。

もちろん株価リスクもあるため一概におすすめはしません。

しかし、原則として今後の日本は貨幣価値が落ちるとされており、
ある程度の資産は株式で持っておくのも良いでしょう。

それでもタンス預金をするメリットとは?

しかし、それでもタンス預金をしている人は未だに多いのが現状です。
ではどこにメリットがあるのでしょうか。

手数料などのコスト

もしメリットを挙げるとしたら手数料がかからないでしょうか。

銀行などへお金を入出金する際は、口座維持手数料や振込手数料などがかかることがあります。

暮らしの都合から現金を多く持つ必要がある人はもしかしたら都合が良いのかもしれません。

安心感

手元にお金が常にある安心感というのもメリットになり得るかもしれません。

もちろん、銀行に預けても資産的価値は変わりませんが、
何かあったときにすぐに資産が確保できることはメリットに感じる人も多いと思います。

理由があって資産を他人に知られたくない

自分だけの資産を作りたいという目的があるのならタンス預金は選択肢になるかもしれません。

例えば、家庭的事情で親族に自分の通帳、資産が管理、奪われるなんて場合もあるかもしれません。

そのような時は記録に残らないお金として
タンス預金をして資産を守るということは有効な手段になる場合もあります。

しかし、目的や資産額によっては脱税行為になる場合もありこのような場合は注意が必要です。

基本的にはおすすめしない

今回はタンス預金というものに対して細かくメリットやデメリットを確認していきました。

家庭の事情で資産を隠さないといけないなど、場合によっては、タンス預金は効果的な手段になります。

しかし、盗難や紛失などデメリットが多く基本的はやはり銀行などに預金として持っておいた方が良いでしょう。

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