経済

ホンダがイギリスから撤退した本当の理由を考察

ホンダがイギリスから撤退した本当の理由を考察

2019年、イギリスに対してのニュースでホンダがイギリスにあった工場を全て撤退するというニュースが挙がった。

ホンダは日本を代表する車メーカーであるがイギリスでのことでなると、あまりピンとこないだろう。

しかし、このニュースはイギリス、EU、ホンダにおいてはかなり重要な事件であった。

皆さん、こんにちは。本日の記事は、タイトルにある通り、「ホンダがイギリスから撤退する本当の理由」について取り上げます。

イギリス、車に興味ない人でもこの記事を読むことで海外、特にEUの動向、今後日本自動車が迎える課題について知ることが出来るだろう。

ホンダの撤退の背景には何があるのか?

ネットニュースなどだと、単に撤退をすることやホンダは「グローバルな生産体制の見直し」という発言だけを取り上げるニュースが多く、単にホンダの都合、働いていた人が可哀そうという意見しか生まれないような記事が多い。

しかし、この撤退はホンダの意思ではなく結果的には追い出されたようなものに近いと思われる。

イギリスが欧州連合(EU)からの離脱を決定したこと

EUへの輸出を重要な販売先としていたホンダは、イギリスがEUから離脱することで関税や貿易の障壁が生じる可能性があります。

これにより、ホンダの製品価格が上昇し、競争力が低下する恐れがあります。

また、イギリスの自動車市場が縮小していることも影響しています。

最近のデータによると、イギリスの新車販売は減少傾向にあります。

これにより、ホンダの販売台数が減少し、生産拠点を維持する必要性が低下したと考えられます。

しかし、ホンダは1990年代から工場をイギリスで構えており、雇用している従業員もかなりも数いました。

ホンダの撤退は国にとって大きな失業者の排出を意味していましたが、ブレクジットの思想が強く国を覆っていた当時はこの問題は軽視されていました。

自動車業界の変化

さらに、自動車業界全体の構造変化も背景にあります。

EV車や自動運転技術の発展により、自動車メーカーは新たな競争環境に直面しています。

ホンダもこれに対応するため、生産体制を見直し、効率化を図る必要があると判断したのかもしれません。

しかし、EV推進であったとしてもこのイギリスはホンダに撤退を待ってもらうべきだったかもしれません。

イギリスはEV車を使える環境はあるのか?

昨今ではガソリン車から環境に配慮したEV車への推進があり、EUとイギリスではその傾向は強く表れてしました。

もちろん、環境に配慮することは大事ですが、現実問題としてガソリン車を捨てられるかは別と考えられます。

その理由は、主にEV(電気自動車)の普及に関係しています。

イギリスでは実はまだEVの充電インフラが整っておらず、ホンダ撤退時もまだ大半の人々はガソリン車、ディーゼル車を使用しているのが現状でした。

そのため、今後イギリスで車を使う上では海外から関税の掛かったガソリン車を輸入するか、インフラの整ってないEV車を使うかの二択となってしまったのです。

まとめ

今回はホンダがイギリスから撤退する本当の理由についてまとめてみました。

ブレグジット、EV車推進など国規模も思惑におり、ホンダはイギリスからの撤退を余儀なくされました。

しかし、撤退されたイギリスでは大量の失業者の発生、EVのインフラ整備の問題など、様々な問題が起きてしまいました。

EV車の推進は全世界規模のトレンドあり、ホンダも今後の事業の主軸を切り替えていかなければなりません。

一度締め出しを食らったホンダがどこまで欧州市場に爪痕を残せるが期待が高まります。

このページを最後まで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ、他にも色々と考察しているので読んでみてください。

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