株式投資の場合、
銘柄の知名度、株価も気になるところだが何より、利回りが大きいかは注目したい。
しかし銘柄の中には、利回りが大きくてもお勧めできない銘柄も存在する。
今回はそんなお勧めできない高利回りの特徴を確認していきます。
高利回りとは
高利回りとは、投資や金融商品において、一定期間における利回りが比較的高いことを指します。
具体的には、債券や株式などの投資商品が、
一定期間において支払う利益や配当が他の同様の投資商品に比べて高い場合に、それらを高利回りと呼びます。
高利回り企業とは
株式市場では、高利回り株は、基本的には老舗の上場企業に多く見られます。
これらの企業は経営基盤が安定しており、収益性がとても高いです。
そのため、積極的に株主に還元することができます。
一方で営業利益が伸びていても業界に基盤のないベンチャー企業などは利回りが低い、またはないことがあります。
これは単に赤字とかではなく、得た利益を次のビジネスに使いたいため、株主に還元が出来ないのです。
そのため、利回りが低い=業績が悪いわけではないので気をつけてください。
高利回りの目安
利回りは相場、商品、業界によって大きく変わりますが、
一般的に株式の世界では
4%を超えれば高利回り銘柄と言えるでしょう。
この4%という基準は早期退職の「4%ルール」にも紐づく考え方であり、しっかりと覚えておこう。
基本的にはネットの利回りランキングなどからこの利回り以上の銘柄に投資していけば、
大きく資産は増やせますが、高利回り以上に実は様々なリスクが存在します。
高利回り銘柄のリスク
ボラティリティが高い
ボラティリティとは株価の振れ幅を指します。
この振れ幅が大きい場合、基本的にハイリスクハイリターンになる傾向が強く、
その分利回りも高くなる傾向があります。
そのため、相場の状況によって大きく資産がマイナスになる場合があります。
為替の影響(外国への投資の場合)
また、外国の株を購入する場合は、為替の影響を受けます。
これは利回りに関係なく平等に発生するリスクですが、
為替リスクが大きい国への投資商品は利回りが大きくなりがちです。
仮に利回りで大きく収益を上げられても為替でそれ以上のマイナスが発生した場合、
結果的に資産価値は下がってしまいます。
経営的に無理をしている
また、経営者によっては株価の上昇、上場を保つために経営状態に沿わない利回りを展開していることもあります。
基本的に株式は高利回り、急上昇の銘柄が買われる傾向があります。
これはちゃんとした業績、市場の上昇幅があればこそだが、
例えば、一時的に配当金を増額し利回りを増やすようなこともあります。
ちゃんと売上が出てからの結果的増額ならいいが、卑しい目的ありきの増額、利回り増加は危険と言えるでしょう。
高利回り以外に見なければならないところ
さて、そうはいっても高利回り銘柄はやはり投資したくなりますよね。
実際にあなたが早期退職を考えている場合は高利回り、急上昇銘柄などはしっかりと抑えなければいけません。
そして、抑えるべきポイントを知っているかどうかでいつリタイアできるか変わります。
銘柄が上り調子か
まず、銘柄のトレンドを読まなければいけません。
報告書の実績から今後数年、株価は安泰、出来れば大きくなるソースはあるかなどです。
実際に仮に利回りは良くても株価が大きく下がっていては意味が無いですからね。
投資先の情勢、業績の分析
また、投資をする以上当たり前ですが、投資先に関してしっかりと調べておかなければならないです。
特に外国に投資する場合、その企業以外に、国内情勢、為替リスク、他国情勢なども実は気にしなければいけません。
それにより利回りよりもリスクが大きいと感じたなら投資は待った方が良いでしょう。
まとめ
利回りは稼げる投資先の一つの指数と言えます。
確かに人気やこれから大きく成長が期待される銘柄への投資先がほとんどであり、実際に高利回り銘柄に投資をして大きく資産を増やした人もいるでしょう。
しかし、利回りが高いということは実はその分リスクも大きい場合がほとんどです。
特に新興国などは経済的に不安定なこともあり、投資家の期待というよりはリスクから利回りが増える傾向が多いです。
ワンランク上の投資家を目指すならただ利回りが高い銘柄探すのではなく、その背景まで追えるようになりましょう。
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