さて、投資について調べている人の多くは、
早期退職、FIREを目指している人がほとんどでしょう。
早期退職は仕事をしなくていい、自由になれるなどのイメージがありますが、
今回は筆者の実体験も踏まえて早期退職、FIREのメリット、デメリットなどを見ていきましょう。
FIRE、早期退職とは？
まず、そもそもFIRE、早期退職を確認しましょう。
「FIRE」とは何ですか？
「FIRE」とは、「Financial Independence, Retire Early（財務的独立、早期退職）」の略称で、
仕事に依存せず、早期に経済的に自立し自由な生活を送ることを目指すことです。
経済的自由には様々な手段があり、
貯金、投資、遺産相続または宝くじに当たるなどあるでしょう。
どちらにしろ、資産を貯めて仕事に依存しない生活を送ることを指します。
早期退職と違いはあるの?
FIREという言葉が浸透する前から「早期退職」とう言葉は一般的に存在しました。
早期退職は定年よりも早く退職すること、FIREは経済的自由な状態と
概念的な違いはありますが、昨今ではあまり基本的には早期退職とFIREの言葉の違いはほぼありません。
そのため、一旦同様の意味として話を進めます。
早期退職、FIERのメリット、良さ
さてではいよいよ早期退職、FIERのメリットを見ていきましょう。
自由な時間
まず何といっても、自由な時間が持てることです。
平日は必ず仕事、休日もサービス残業、そんな世の中の当たり前には縛られることなく、
自分の好きなことに時間を使うことができます。
筆者も平日に街をぶらぶらしたり、
旅行に行きたくなったら明日から行く
なんてこともしています（笑）
全員ではありませんが、多くの人にとって仕事はストレスですので、
プレッシャーから解放されるのは本当に健康的で良いことです！
家族に時間をさける
家族がいるならこのメリットは大きいでしょう。
子供ってすぐ大きくなったり、いつの間にか歩き回ってたり本当に成長が早いですよね。
子供のためにも近くにいることは大事ですが、自分の人生のためにも大事になります。
また、親、親戚にも顔を出しやすくなります。
筆者も就職したての頃は一年以上会ってなかったりしてました（笑）
社会人になってから実家に帰る、親の顔を見ることって本当に減ってしまうので、
家族を大切に出来るのは本当に大事です。
好きな場所に住める
また、地方、リゾート地に引っ越してしまうのもいいですね。
早期退職、FIREは仕事には依存しないので自由に暮らせます。
自然を感じたり、人が少ない場所でゆっくり過ごすのもいいかもしれません。
まあ、筆者は都会が好きですが（笑）
新しいことにチャレンジ
また、自分の興味のあること、今までやったことないことにチャレンジするのもいいですね。
普通の社会人だと週2日しか趣味や余暇に充てられません。
しかし、早期退職すれば本当に好きに過ごせます。
早期退職している知り合いには趣味で農業を始めたり、
ひたすらバイクを改造しているなど本当にやりたいことをずっとやっている人もいます！
早期退職、FIREのデメリット、気を付けること
さて、メリットは正直色んな情報サイトやYouTubeで聞いたことあると思いますが、
実際のデメリットや後悔などはあまり聞きませんよね。
筆者自身は早期退職でき、今も幸せに暮らしていますが、
気を付けなければならないことや知り合いの後悔などありますので、
見ていきましょう。
急な出費、もしもに対応できない
例えば、病気、出産、事故これらは人生を代表する多額の出費となります。
これらは基本的にはアンコントロールであり、急に数百万円の出費となってしまいます。
もちろん、保険、多額の資産を運用しているなどあれば問題ないですが、
例えば、貯蓄だけでの早期退職、株式が大暴落してお金がなくなってしまったそんな場合は注意が必要です。
仕事をしていたら収入があるため、ある程度安心、または雇用保険などでカバー出来ます。
再就職が難しい
キャリアの面でも不安はあります。
FIREしても副業的に仕事をする人もいるでしょうが、キャリアがストップしてしまうため、再就職が難しくなります。
仮に就職出来ても収入は減ってしまうこともあり、それなら普通に定年退職まで働いても、、、って思うかもしれません。
年金が減る
日本の年金制度はすごく簡単に言うといっぱい稼いだ人はいっぱい年金がもらえます。
そのため、早期退職し、国民年金に切り替わると将来的な年金が少なくなってしまいます。
まあそもそも人口減少などで不景気な日本で老後ちゃんと年金が貰えるか怪しいですが、、、
インフレの影響
また、早期退職にはインフレなどの物価高騰が厳しくなることもあります。
昨今日本の物価は上がっており、一人当たりにかかる生活費はどんどん上がっています。
そのため、早期退職で設定した生活費では生活できなくなってくることがあるのです。
知り合いにも生活が苦しくなりFIREを辞めて働き始めた人もいます。
人生の目的が持てない
日本人は世界的に働きすぎらしく、仕事に時間や気持ちを依存してしまうことが多いです。
そのため、退職後にやりたいことや生きがいが無くなってしまいストレスを感じることがあります。
筆者も少しこれは経験があります。
仕事している時って辛かったり大変なことは多いですが、
その忙しさが結構楽しかったり、興奮したりしません？
実は自分自身それであり、目の前の仕事をガツガツ楽しんでしました。
そんな状態から、早期退職してすぐは日常の温度差が全く変わってしまい少し戸惑ってしまいました。
自分の場合はすぐに立ち直りましたが、中にはストレスから再就職するなんて人もいるみたいです。
そのため、早期退職が目的じゃなくて早期退職した先に目的を持たなければなりません。
豊かさの可能性が減る
また、FIREの状態によっては人生の豊かさが無くなってしまうかもしれません。
例えば、仕事を辞めると、収入がなくなり豪華な海外旅行や高級なレストランでの食事など、
贅沢な生活を送る、住宅を購入するなどが難しくなるかもしれません。
いやいや、
そもそも興味がない、十分な資産があると思ってみんな早期退職しますが、
人間の価値観、生活は変わるものです。
自分だけならいいですが、家庭を持ってしまった場合は家族に人生の豊かさを与えられなくなるかもしれません。
早期退職、FIREの思考は大事
さて、なんか早期退職はリスクがあるように思えてきましたが、
結論から言うと目指すことは続けた方が良いでしょう。
早期退職にメリットなんてない！
今を楽しく生きれればいい！
仕事だけしていたい！
そのような考え方もいいですが、人間の価値観は変わるものです。
そんな時に早期退職、FIREという選択肢を持てないことはきっと不幸だと思います。
また、FIREとはあくまで「経済的に自由」という状態であり、
別にすぐに早期退職する必要はありません。
「経済的に自由」であっても
仕事はしている、続けたい、
辛くなったら早期退職する、
やっぱり再就職する、
趣味に生きる
そんな人生の選択肢、豊かさを得るためにもFIREという状態は目指すべきでしょう。
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