Mr.ERこと柴田淳一です、よろしくどうぞ。
今回は「ピクテ投信」というファンドについてMr.ER的な視点で私見を述べていきます。
情報の引用はネットが基本ですが、知り合いの知り合いなども含め、
可能な範囲で伝手を使いながら、なるべくリアルで偏りのない観点から考察します。
ピクテ投信(ピクテジャパン)って?
ピクテは金融業界ではかなりの大手です。
一般の投資家の方や金融系のお仕事されている方でしたら、
ピクテの「グローバルインカム株式ファンド」はご存じなのではないでしょうか?
結構有名なファンドですよね。
ピクテでは、ファンドだけではく、プライベートバンクもありまして、
どちらかというとプライベートバンクがメインなのかな?
ピクテには私も知り合いがいますが、
同社のプライベートバンカー達は、ちょっと驚くくらい優秀な人が多いですよ。
名前とかは言えませんが、ある日本人のプライベートバンカーは、ケンブリッジ大学卒業、公認会計士と税理士の資格を持っています。
それ以外の資格も持っていますが、多すぎるの割愛しますが、ちょっとスペックが尋常ではないです。
3メガのプライベートバンクの方達とはレベルが違う。
難点は富裕層しか相手にしないという事くらい。
まぁ他社のプライベートバンクも優秀だとは思いますが、ピクテは別格かもしれませんね。
ピクテ投信って良いファンドなのか、それとも。。。
ピクテのプライベートバンクが素晴らしいのは間違いないので、ここからはピクテのファンドについて。
有名どころの「グローバルインカム株式ファンド」を見ていきます。
ここ数年で組成されているファンドでは少なくなっているかもしれませんが、こちらのファンドは毎月分配型です。
毎月分配金が出るのですが、これは必ずしも利益から分配金が出ているわけではありません。
簡単に言うと、元本から分配金が支払われている、
いわゆるタコ足配当が含まれています。
もちろん利益を分配金として払う事もありますがね。
とにかくこのファンドの善し悪しを判断する上ではこの分配金を込みで見ていく必要がある、という事です。
設定時は10,000円だった基準価額が2023年10月下旬で2000円台ですからね。。。
ただ分配金込で基準価額を算出すると26,000円なので、決して10,000円が2,000円になってしまった、というわけではありません。
ファンドのパフォーマンスを見るうえで参考にすべきは指数のパフォーマンスです。
指数のパフォーマンスと比較してアウトパフォーム(上回る)なのか、アンダーパフォーム(下回る)なのか。
アベノミクスのスタートを起算日として、以下にパフォーマンスを記載してみます。
今回は分かりやすく、NYダウ、日経平均をベンチマークにしてみます。
◆算定期間:2013年1月~現在2023年11月◆
・ピクテグローバルインカム株式ファンド
基準価額(分配金込)
2013年1月 11,416円 → 現在2023年11月 25,944円 +127%
・NYダウ
2013年1月 13,104ドル → 現在2023年11月 33,017ドル +151%
・日経平均
2013年1月 10,604円 → 現在2023年11月 30,902円 +191%
想像通りくらいの結果ですね。
代表的な指数をアンダーパフォームしています。
グローバルインカム株式ファンドは約70%が米国株で構成されているので、
ある程度NYダウに連動して、そこに経費がかかってやや見劣りするパフォーマンス、という見方ですね。
だからと言って、ダメなファンドだ、というわけではありません。
大概のファンドはアンダーパフォームだと思いますし。
ファンドは信託報酬などの経費がかかりますから、パフォーマンスだけで見ると、難しい部分がありますよね。
むしろ指数をアウトパフォームするファンドってありますかね?
ヘッジファンドとかは除いて、普通の投資信託だとないのかもしれません。
結論、ピクテグローバルインカム株式ファンドは、普通のファンドだと思います。
劇的なパフォーマンスは望めないし、かと言って、指数を著しくアンダーパフォームするわけでもないので。
最後に
結果論ですが、アベノミクス以降の10年間だったら日経レバ(1570)買っておけば良かったみたいです。900%くらい出てます。
投資信託は分散投資してますから、局所的な投資ではない。
つまり、良い部分と悪い部分が常に混在するわけです。
それらのプラス要素とマイナス要素をぶつけ合いながら、安定的な収益を確保する狙いがあります。
そうした観点で見ないと、ファンドに投資しても満足する事はできないでしょうね。
個別銘柄や、もっと狙いを絞った局所的な投資なら、指数をアウトパフォームする可能性もありますが、
著しくアンダーパフォームしてしまう可能性もあります。
投資する目的が違うわけです。
・個別銘柄などの局所的な投資→大きな利益を狙うが、大きな損失になる可能性も
・投資信託(ファンド)→相場連動にはなるが、その中で安定的な収益を狙う
投資する上での考え方って結構重要なポイントなので、今後も触れていきたいと思います。
今回は以上です。
このページを最後まで読んでくださってありがとうございます。
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