政策の問題もあるが円安がどんどん進んでいる。
昨今は1ドル150円となってきており、iPhoneの価格や海外旅行など様々場面で円安を感じるだろう。
さて、では投資において円安はどのような影響があるか？
また、円安の時の投資方法などの注意点を見ていこう。
円安が変える日本経済状況
結論から言うと円安は、投資、資産運用に大きな影響を与えます。
投資の世界を見るうえではまず実経済の影響を考えないといけません。
まず、円安になると、外国から日本への観光客が増える傾向にあります。
外国人からすると、物価が安くなるためです。
その結果、宿泊施設、娯楽施設などの需要が増え、収益を上げることができます。
また、輸出産業にとってもプラスの要素です。
円安になると、相対的に日本の製品が安く購入することが出来るため、輸出業者は利益を増やすことができます。
もちろん、輸入に頼っている産業は辛い状況ですが、
総合的には日本にお金がどんどん流れてくることになり、日本企業の業績アップに繋がります。
日本企業の業績が見込まれるということは株価にも影響が出ており、
日本企業は軒並み株価が上がるのです。
円安が変える日本人投資家の状況
日本の産業、市場的には嬉しいことが多いですが、日本人投資家からすると少し複雑かもしれません。
例えば、外貨や外国株式を持っているとします。
円安の場合、日本の通貨である円の価値が他の通貨に比べて下がるため、
外貨建ての投資が相対的に上がっていき、大きく資産が増えるのです。
しかし、今から外貨建て投資を行う場合は話が変わってきます。
外国への投資には為替リスクがどうしてもあります。
例えば今後、円高になっていくと資産が目減りしたり、
円高になってから購入した方が安上がりだったということが起きてしまうのです。
そのため、日本人投資は現在の急な円安市場には慎重に投資をしなければならないのです。
円安の時は投資をしない方がいい？
元々資産を持っていたらプラスになりますが、今から投資をすることはデメリットもあるとわかったと思います。
では円安の今は投資を始めない方がいいのか？
答えは「ＮＯ」です。
その理由は様々なことがあります。
そもそも相場は読めない
大前提として相場はプロでも読めないという事実があります。
そのため、例えば今後1ドル150円から200円になるなどどんどん円安になっていくかもしれません。
そのため、投資ができるリスク許容度があるうちは投資した方がいいのです。
複利を期待できる
複利は、元本に加えて利息や利益が加算されることで、元本が成長し続けることを意味します。
つまり、投資をした分だけ利益がどんどん増えていくのです。
複利は時間をかけると大きくなるため、
多少円安でも早めに投資をすることで時間をかけてば十分プラスになっていきます。
円安の時にする投資法、注意
円安でも投資はした方が良いとはいえ、リスクを配慮しなければ一気にマイナスになってしまいます。
そこで円安時のおすすめ投資、ＮＧ投資などを見ていきましょう。
積立投資
円安時でも積立投資はしても大丈夫だと考えます。
積立投資は株価、為替のリスクを分散できるため、大きな変化に対応でいます。
また株式にならインデックス投資もコツコツ初めておきましょう。
インデックス投資は市場に連動する指数に合わせたファンドに投資をします。
そのため、市場の大きな流れに参加することが出来、利益が得やすいです。
特に円安だろうが、インデックス投資は積立投資することでトータルのリスクとリターンが安定していきます。
投資セミナーなどで勉強しておく
投資で無理やり枠組みを設けるなら自己投資とでも言いましょうか。
円安でも投資はした方がいいですが、市場としては冷えているため、いっぱいトレード、投資はしづらくはあります。
そのため、投資がしやすい市場に戻ったときにしっかり投資をするために投資セミナーに行くのも良いと思います。
セミナーでは、投資の基本的な知識や戦略、リスク管理について学ぶことができ、
さらに、成功した投資家や専門家からのアドバイスや経験談を聞くこともできます。
また、投資に興味のある参加者同士の交流も行われるため、
交流や意見交換を通じて、新たな投資のアイデアや情報を得ることができます。
現金をいっぱい持っておく
日本円、現金を持つことは投資じゃないと考える人もいますが、
実は立派な投資であり、日本円に投資しているのです。
そのため、円高に向けて日本円が確保しておくというのもありです。
ただし、日本円は金利が低く投資先としてはメリットが低いです。
一括投資はお勧めできない
また円安時、一括投資はあまりお勧めできません。
円安時、他の株価が上がっており一括投資していち早く流れに乗りたい！
このように考えるかもしれませんが、市場は誰も読めません。
もしかしたら一括投資した直後に円高になってしまうことあるため、
確実な根拠がない場合は慎重に投資をしましょう。
日本株を買うのはもう遅い場合がある
また円安の場合、日本株が高くなる傾向があるがこの場合もう株価が上がり切っていることがある。
投資家は上級者になると上がる前から買ったり、実経済、株価を先読みして投資をする。
特に日本株は実は中級者向けの相場でもあるため、
上がり始めている日本株の購入はしっかりとして経験と知識を持って行ってほしい。
積立投資、インデックス投資をしながら牙を研ぐ
さて、円安が騒がれている昨今ではあるが、投資の世界にもその影響は大きい。
外貨高、上がり切った日本株など日本人が投資するうま味は少ないかもしれないが、
市場の変化を受けづらい積立投資、インデックス投資は愚直に続けた方がいいだろう。
また、無理に投資をしなくていいというのはある意味チャンスである。
この先、コロナのような大暴落はまた起きるだろう。
そして、今はそれが起きる前にしっかり、投資する知識を資産ため込んでおけるのだ。
そのため、セミナーなどで勉強して備えておくことこそ最大の投資になるのかもしれない。
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