春と言えば当然のことなら「花見」って人も多いと思います。
花見と言えばレジャーシートを敷いて家族、友人と酒でも飲みながら過ごす。
このようなイメージを持っているでしょうが、
これはかなり日本独特の文化ということを知っていますでしょうか?
日本に旅行に来た外国人には桜や四季は綺麗に思っても、
このような日本独特の「花見」という文化がおかしい、疑問に思われていることが多いです。
今回は花見と言うものについてちょっと考えてみましょう。
今まで同然のようにしてきた花見ですが、経済的、文化的にもそろそろルールを変えなければいけないかもしれません。
花見の規模
実は大規模なお花見市場
花見は実は古くは奈良時代に確認されており、
当時は貴族たちが桜の木の下で宴会を開き、美しい桜の花を楽しんでいました。
その後、一般大衆にも文化が広まって
今ではお花見人口が6000万人以上で約6,158億1,211万円の経済効果を生み程に花見と言う市場は大きくなりました。
このたび関西大学 宮本勝浩名誉教授が、新型コロナのいろいろな規制が緩和されて、数年ぶりに多くの人出が予想される2023年のお花見の経済効果を計算したところ、約6,158億1,211万円となりました。
ルールが明確化されてないことの問題
このようにイベント系として大きな市場を持つ花見ですが、
市場規模に対してルールが明確化されてない問題があります。
場所取り問題
まず一つに花見と言えばですが、花見をする場所取りをすることの問題点があります。
今ではすでに前日からの場所取りは多くの場所で禁止されていますが、
それでも当日の数時間占拠する場所取りなど問題は発生しています。
ゴミの管理
次にゴミの管理があります。
お花見の場所では、たくさんの人が集まりますので、ゴミが増えてしまいます。
本来は、自分が持ち込んだゴミは必ず持ち帰ることが当たり前ですが、
その場に捨てられたり、途中のコンビニが溢れかえっていたりなど問題が多いです。
それなら有料のゴミ回収サービスなどを設定すべきですがそのような場所はまだ内容ですね。
騒ぐこと
お花見の場では、ゆっくりと花を眺めたり、食べ物を楽しんだり楽しみ方は様々ですが、
中には大声で騒いだり、騒音を出したりする人もいます。
有料スペースなどで管理がしっかりとしているところなら、管理者からの注意など手段はありますが、
現状の花見のルールではまだまだ野放しになっているでしょう。
このような問題は花見自体のイメージダウンにもなりますし、本来はしっかりと排除すべきですね。
木を触る、破損させる
また、桜、梅が綺麗だからと触ったり、摘んだりする人は残念ながら多いです。
特に今はインバウンドの需要もありルールを知っていない外国人旅行者も併せて
このような事件の件数は絶対的に増えています。
また木だけでなく、花見目的に路上にたむろしたりし、路上飲酒をしてしまうなど実際にかなりの深刻な問題になります。
花見で考えるべきルール、マナーとは
さて、奈良時代なら限られた人たちで楽しむので問題はなかったが、
インバウンドなどの影響で市場規模が大きくなった花見ではしっかりとしたルール、管理をしていかなければならない。
入園料、場所代の有料化
まず一番に考えるべきは花見をすることの有料化だ。
今の拡大した花見市場での一番の問題は花見に対しての管理が徹底できないところにある。
前日の場所取り禁止など浸透したルールはあるが原則としては花見客同士で解決する現状は変わってない。
しかし、外国人や県外から来た人などルールや文化を知らない人が増えていく以上、
管理体制はもっと強くすべきです。
その手段として有料化は良い選択肢となり得るだろう。
飲食物の持ち込み制限
また、花見会場の飲食物の持ち込みを制限するのは良い手段となるだろう。
花見でのごみ問題は年々とひどくなり、
岡山県で開催された「岡山さくらカーニバル」ではなんと1トン近くのゴミが確認されたともいう。
ゴミの種類もバーベキューをした炭、食べ残しなど多岐にわたります。
花火大会は変わりつつある
花見と似た日本の伝統的なイベントで花火大会がある。
花火大会も花見と同じで無料で楽しめるイベントであったが、最近は観覧席を有料化したり、
立ち入り禁止区域などをしっかりと設けるなど管理化が進んでいる。
これに対して格差、差別などの意見も出ているが、
花火大会、花見共に自治会からお金を捻出して開催、管理されているイベントです。
そのため、すべてを許可してしまったら、
ゴミ捨て、管理などに多額の費用が掛かってしまいます。
そのため、イベントを円滑に行うためにもこのような有料化することは今後増えていくでしょう。
まとめ
今回は花見と言うものについて考えて行きました。
古来からあるイベントですし、気軽に楽しめるイベントと想像してしまいますが、
実際にはゴミ、場所取りなどの管理的な問題、
市場規模の増加など現状の花見のルールではいろいろと問題が発生してしまいます。
そのため、入園料、ゴミ出しの有料化などのお金がかかるイベントに切り替わる事態も増えていくでしょう。
もちろん、今まで無料だったものが有料になることに多くの人が抵抗するかもしれませんが、
正直、今の日本の資本主義的な経済状況ではこうなるのは必然と言えます。
そのため今後は大衆娯楽もお金がかかるようなものになっていくでしょうし、
ますます日本人の金融リテラシーが重要になっていくとも言えますね。
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