今回は母の日の経済効果について考えました。
経済効果と聞いた時、基本的にはオリンピック、クリスマスなど何をするかわかりやすいイベントをイメージするだろう。
しかし、母の日もしっかりとした経済効果を市場にもたらし、特に贈り物となるお花、食品を取り扱う業種は大忙しな時期です。
では経済効果となる原因は一体どういうのがあるか見ていきましょう。
母の日の由来と歴史
母の日の起源は、アメリカにあります。
1908年にアンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親への感謝の気持ちを忘れずに伝えるために
母親の好きだったカーネーションを祭壇に施したことが由来とされています。
それ以降は、母の日には白いカーネーションを贈るということが習慣化されてアメリカで広まり、
他の国々にも広がっていきました。
日本では、明治時代に文化が広まってきて、
アメリカと同様に白いカーネーションを贈るということが文化になってきました。
日本と海外での違い
アメリカで始まったこの文化は日本のみならず全世界にも存在します。
しかし、国ごとで少し様子が違うみたいですね。
日本の母の日の特徴と習慣
日本の母の日は、毎年5月の第2日曜日に祝われます。
まあ日本だけで過ごし方も様々ですが、一般的には、
子供たちは手作りのカードやプレゼントを母親に贈ります。
また、家族で外食に行ったり、お花を贈ったりすることもあります。
アメリカ
アメリカでは、同じく5月の第2日曜日に祝われます。
子供たちは母親に感謝の気持ちを伝えるために、
手作りのカードやプレゼントを贈ります。また、家族で一緒に食事をすることも一般的です。
そのため、日本と似ているかもしれませんね。
イギリス
一方、イギリスでは、母の日は3月の第4日曜日に祝われます。
子供たちは協会にお花を受取、母親に花やカードを贈り、家族で一緒にお茶を楽しむことが習慣です。
他の国々でも、母の日は様々な日に祝われています。
例えば、フランスでは5月最終日曜日、スペインでは5月の第1日曜日、メキシコでは5月10日に祝われます。
母の日は、母親に感謝の気持ちを示す特別な日です。
各国で異なる日に祝われることや、習慣の違いは、文化や歴史の違いを反映しています。
母の日は、世界中で大切にされているイベントの一つです。
母の日の経済効果は父の日の倍近く
記念日文化研究所の調査によると2018年の「母の日」の推計市場規模は1170億円となっている。
そして、実は額面としては父の日の倍になる規模である。
なぜ倍近くもあるのか?
消費パターンの違い
母の日は一般的に贈り物や花束、食事などの特別な体験を贈る機会として
捉えられています。
一方、父の日は贈り物や食事が一般的ですが、
母の日ほど特別な体験を求められる傾向がありません。
そのため、母の日の方が贈り物や特別な体験にお金を費やす人が多い可能性が高いです。
社会的期待と責任
母親に対する感謝や感情表現は社会的に強調されることが多く、
母の日はその感謝を示す良い機会として位置付けられています。
一方で、父親に対する感謝や感情表現はそれほど強調されることがなく、
父の日の商業的な価値は比較的低い可能性があります。
広告とマーケティング
母の日は広告やマーケティングキャンペーンが積極的に行われ、
贈り物や特別な体験の需要を刺激することが一般的です。
これに対して、父の日の広告やマーケティングは母の日ほど積極的ではない場合があり、
それが需要の差に影響を与える可能性があります。
母の日に送られるもの
母の日は伝統的には白いカーネーションを贈るものですが、
実は日本では少し変わってきてます。
もちろん、お花、観葉植物も大きな割合ですが、上位割合的には
母の日に送られるものとしては
- 1位:食品・グルメ(23.2%)
- 2位:お花・観葉植物(22.6%)
- 3位:スイーツ(17.5%)
になり、実はお花よりも食品、グルメが多いです。
- 1位:食品・グルメ(23.2%)
- 2位:お花・観葉植物(22.6%)
- 3位:スイーツ(17.5%)
- 4位:ファッション・アクセサリー(9.3%)
- 5位:健康・生活雑貨(8.7%)
(以下略)
引用元:ページタイトル
まとめ
今回は母の日の経済効果について考えて行きました。
母の日は贈り物をしやすいシチュエーションのためか、
わかりやすいイベントがない記念日であってもしっかりと経済効果があり、日本の消費を支えるイベントです。
特に母の日はお花を贈る習慣が根底にあるためこの時期のお花は嬉しい涙が止まらないでしょう。
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