経済

車離れは仕方のないことなのか?

車離れは仕方のないことなのか?

最近車のない世帯男性は減ってきている。

昔は一人前の男は車を持つ、週末は家族でドライブに行くなど車は日本の生活の必需品であった。

しかし、昨今は持たない人も増えて、持たないこと自体がステータスであるという考え方すらある。

ではこの車を持たない背景にはどのようなものがあるのだろうか。

まずは車に発生するデメリット、コストなどを見ていこう。

車にかかる費用、コスト

購入費用

車を所有することで、多くの費用と負担を伴います。

特に車の購入価格は高額です。

昨今はEV車の台頭もあり、新車の購入コストは上がっており、
新車で車を買うという文化はずいぶんと減っていきました。

ガソリン代

また車を持つうえではガソリンはどうしても切り離せない問題です。

物価高も相まってガソリン価格はここ数年で倍近くに上がっており、
単に乗り回すだけでも月に数万円かかってしまうこともある。

最近はEV車も流行り始めましたが、
充電ステーション購入コストの面からも手が出しづらいでしょう。

保険、税金

さらに車は乗っていなくても持つだけで税金などは発生します。

保険は任意ですが、事故時のリスクも考えると基本的には加入する必要があります。

駐車場代

敷地を所有していない場合は駐車場代もかかってしまいます。
さらに、都市部では駐車場の確保が難しく、借りるにしても高額な料金がかかることがあります。

燃料費の上昇など時代背景もあり、車に罹るコストが増えている現状もあります。

しかし、車離れには他にも生活の変化などが考えられます。

現代の生活変化

近年、交通手段の多様化が進んでいます。

公共交通機関の充実していき車以外の移動手段が増えてきました。

格安航空会社

長距離の移動に新幹線、飛行機などがありましたがどれも値段が高く、時間はかかるが車で移動するという人はいました。

しかし、航空運賃を抑えることができる格安航空会社が生まれました。

燃料効率の良い新型機を導入したり、座席数を増やしたりすることで、
コストを削減して従来より格段に安く飛行を利用できるようになりました。

また、格段飛行機の台頭により
大手航空会社が需要のバランスから導入しなかった地方の小さな空港への運航便も増え、
長距離を安く移動できる手段が増えました。

レンタルサイクル、レンタル電動キックボード

また中短距離の移動方法も様々な手段が生まれ、レンタルによる自転車などが増えました。

特にレンタル電動キックボードは、自転車や自動車に比べて小型で軽量なため、
都市部での移動に便利であり、今一番勢いのある移動手段である。

環境意識、生活の変化

選択肢の増加以外にも人々の変化も車離れの要因とされます。

環境への意識の高まり

車は燃料を燃やして動くため、二酸化炭素の排出量が多くなります。

この排出量が地球温暖化の原因となることが知られており、
環境保護の観点からも車の使用を控える動きが広まっています。

先も上げた通り、移動手段は他にもいろいろとあり、
自転車などは環境に負荷をかけずに移動することができ、健康にも良い影響を与えます。

そのような点からも車はあまり乗られなくなったのでしょう。

生活の変化

コロナによる自粛をきっかけに、在宅勤務という働き方が浸透しました。

通勤や通学の必要がなくなったため、
車を所有する必要性が低くなってしまったのです。

車はどうしても所有するだけで税金や駐車場代などの維持費が発生してしまいます。

そのため、乗らない期間が長いなら売却、買わない方がお財布的には都合がいいのです。

ミニマリストなど新しい生き方

シンプルな生活を追求する人々が増えたことも原因かもしれません。

ミニマリストという考え、価値観が流行り、不必要なものを持たず、
必要最低限のもので生活することを重視すると考える人が増えました。

その考え方は、物質的な所有よりも体験や精神的な豊かさを重視する現代社会において、注目を浴びています。

そのような物をなるべく所有しないという考えから、
車を所有すること自体を控え、
公共交通機関や自転車を積極的に利用するとい考えも生まれてきました。

田舎は車がないと死んでしまう。

しかし、これらの考え方、生き方は主に都心、地方都市などの人が考える考え方であり、
田舎では、車は非常に重要な存在です。

人口減少による交通機関の減少

日本は全体的に人口減少に陥っていますが、これは田舎では深刻な問題です。

田舎の生活では、元々公共交通機関が限られていましたが
人口減少に合わせて運転手なども減少していっています。

そのため、路線バスなど交通機関事態がなくなってしまう危機を迎えており、
個人で車がないと移動手段がなくなってしまうという問題があります。

日常的にも必須

また田舎では車での買い物や通勤、子供の送迎などが当たり前であり、
特に、スーパーマーケットやショッピングモールが遠くにある場合、
車がないと買い物に行くことができません。

また、地域によっては大雪などの物理的に移動できない事態すら起こり得ます
このような点から車はなければなりません。

必要性以前にそもそも買えなくなってきている

さて現代の車の問題、購入数が減った減少などを追っていきました。

田舎など車が絶対にないといけない地域や人はいるため、
車離れの原因は主に都心の生活変化にあると思われますが、
根本は不景気などによる経済的な原因でしょう。

実際に日本は給与が数十年で上がっていないが、
税金、物価は上がっており人々の暮らしはずっと苦しくなっている。

今の生活を乗り切るためにも車を持たないという選択肢は悲観するものではなく、
当然の行為なのだろう。

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