経済

本当のブラック企業は学校?教員給与の低さ

OECD(経済協力開発機構)が日本の教員給与が加盟国の平均を下回ると発表した。

日本の教員の事態と先行きの暗さを浮き彫りにした。

皆さん学生の頃、先生はどう映っていただろう。

尊敬すべき師?色々と教えてくれる大人?怒ってばかりの人?

色々な感想を持ち合わせると思うが、そんな教員という職業の給与に関して今問題となっている。

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本当のブラック企業は学校?教員給与の低さ

世界的に低すぎ給与

1.OECD(経済協力開発機構)の調査

OECD(経済協力開発機構)の調査によると世界の教員の平均は5万3456ドル(約790万円)である。

一方の日本は4万7349ドル(690万円)とされ約100万円もの差があったのだ。

なぜ日本の教員の給与が低いのかを考えてみましょう。

日本では、公立学校の教員の給与は国が支給していますが、その支給額は他のOECD加盟国に比べて低いです。

これは、日本の教育予算が限られていることがあり、公務員である以上仕方のない部分はあります

また、教員の給与は、教員の経験や資格によっても異なります。

経験の浅い教員や非常勤講師の給与は特に低くなっています。

教員に残業代なんて払われない

しかし、もっと根本的な原因がありそれは、日本の教員給与特措法にあった。

この法律は、1972年に施行されその目的として教員の給与を一律に設定することで、公平な待遇を目指していくというものでした。
具体的には

・時間外勤務手当及び休日勤務手当はない
・原則として時間外勤務を命じない
・給料月額の4%の教職調整額を支払う

つまり、残業代は無いが、休日出勤、残業はしてはいけないというものである。

しかし、施行されてから約50年今の教員の働き方はどうだろうか

現代の教員は働きすぎ

教員は誇りある仕事であることは間違えではない

・学生時代を思い出してほしい。
・朝生徒より早く学校にいる。
・授業外でもわからないところは聞ける
・部活動を受け持っている
・土日試合には引率してくれる
・修学旅行ももちろんいる
・悪いことをしたらどんな時間でも対応してくれる

さて、これらは果たしてホワイトなのだろうか。

自分の体験談になるが、教育実習に言った経験がある。

当時、わからないことも多く指導担当の先生とよく日が変わる時間まで残っていたものだ。

しかし、周りを見ると指導担当でない先生も残っていたのだ。

聞くと特にテスト前だからとか関係なく普段からこの時間まで残っているとのことで、教員という職業に誇りと熱量がないと出来ない仕事と痛感してしまった。

しかし、先ほどのことを思い出してほしい。これらは、残業代は出ないのだ。

このような過労死ラインを超える働き方は横行しており、実際に年に数人は自殺者を出している現状だ。

教員の待遇改善に向けた具体的な施策

1.法改正

教員の待遇改善に向けた具体的な施策はいくつかあります。

まず、教員給与特措法という改善があります。

50年前に法律ともなり、今の働き方には合わず直していこうという取り組みがされています。

これらが実現すれば、教員の待遇改善に一歩近づくことができるでしょう。

2.授業以外はやらない

また、最近では部活動が地域に移行しているという話題があります。

学校内での活動スペースや時間が限られているという問題もあり、部活動が地域の施設、地域の人の手を借りて活動することが増えています。

これにより部活動に関わることが無くなり、教員の拘束時間の改善につながります。

また、地域の人々との交流が深まるというメリットもあります。

部活動が地域に移行することで、地域の人々との交流が増える機会が生まれます。

地域の方からの指導や協力を受けることで、部活動の質が向上することもあります。

教育者も人である

今回は現在の教員の働き方が取り巻く、働きすぎ問題、給与水準の問題などを見ていきました。

青春を生きる子供たちにおいて先生という立場は、

良き大人、または先導者であり彼らの人生を大きく左右する存在と言えます。

先生は熱意、誇りをもって取り組む人が多く、今の社会はそんな彼らの心によって支えられてきたのでしょう。

しかし、現在の少子高齢化、先生に求められる事の多様化など時代の変化共に今の働き方に無理が生じてきています。

社会を通して今まで支えられた分、今度は我々が支え返していかないといけないのかもしれませんね。

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