今回は脱毛サロン、脱毛クリニックの倒産、破産問題について取り上げます。
脱毛サロンを始めたいけどこがいいか分からない
そんな方は多いと思います。
残念ながら僕は美容のプロではないので、
効果の大きい脱毛サロン
脱毛をすることでの美容のメリット
などは分かりません。
しかし、経済オタクとして信用できる会社の選び方は教えられます。
そのため、脱毛サロンを選ぶ際の基準にしてもらえればと思います。
いくら効果が大きい脱毛サロンでも倒産されたら意味ないですからね、、、
なぜ脱毛サロンの倒産が問題視され始めた?
近年、脱毛サロンの倒産が増えている理由について考えてみましょう。
美容意識の向上のあり脱毛サロンは、男女問わず多くの人が利用するようになりました。
しかし、2023年で数えられるだけでも10件の倒産があり非常に問題視されています。
前払い制度によるお金の回収ができない
一つの業界の倒産の数だけで言えば、10件はかなり少ないでしょう。
しかし、ここまで注目されるようになったのは前払い式による返金問題があります。
多くの脱毛サロンは6回~12回などコースに合わせた金額を前払いで支払います。
脱毛の施術1回にかかる費用としては数千円から数万円と幅が大きいですが、
全額前払いとなると支払い総額は数十万円に及んでしまいます。
ほとんどの場合は必ず返金制度ありきで契約するため、
未施術分の金額は最低限戻ってきます。
しかし、脱毛サロンの経営難により返金自体が出来なくなってしまう事態が多発し、
消費者側による訴訟など様々なトラブルが起きてます。
このように消費者が意図しない数十万円の借金を負う事態となってしまったため、
世間的に脱毛サロンの倒産は注目を浴びました。
脱毛サロン事業の経営の難しい現状
なぜこのような事態になっているかそれは脱毛サロンというビジネスがまだ様々な点で未熟な事業であるからです。
専門の高い設備の必要性
脱毛サロンには専用の機械を多く使い、また多くの事業主は海外製の機械を使っています。
そのため、初期購入、メンテナンス費用など実はかなりのお金がかかってしまいます。
ビジネスにおいてコスト高は致命的です。
そのため、ちょっと売上が立たなくなると赤字転落するなと起きてしまうのです。
コロナによる行動制限
コロナの影響もあります。
脱毛サロンは事前に施術日をスケジューリングして数か月毎に行います。
しかし、コロナによる外出自粛によりキャンセルが多発し売上の見込みが立たなくなってしまうことが増えました。
先ほども述べた通り脱毛サロンで使う機械はどれも高額であり、大体の場合は分割払いなど借金で購入しています。
そのため、収支のバランスが合わないこともあり、倒産が増えた可能性があります。
ニーズの変化
さらに、顧客のニーズの変化も倒産の一因となっています。
最近では、脱毛サロンだけでなく、自宅で脱毛できる家庭用脱毛器も人気があります。
家庭用脱毛は10万前後で購入することができ、出力が弱いため脱毛サロンなどに比べると効果は弱いです。
しかし、かかる費用面は数十万円単位で変わってくるため需要は大きいです。
そのため、脱毛サロンに通わなくても良いと考える人が増えてきたのです。
経営力が未熟
また、脱毛サロン事業を行う会社が資金的にも経営手腕的にも未熟な場合もあります。
脱毛サロンは1契約あたり数十万円と高額ですが、
機械などのコストなどから安定して契約数を増やしていかないと経営が安定しません。
また、資金ショートしてしまう可能性もあり、他事業展開、莫大な資本がないと事業継続は難しいです。
しかし、多くの脱毛サロンは専門店として法人を設立、経営をしています。
そのため、継続的な経営がそもそも難しいのです。
倒産しない脱毛サロンの選び方とは
さて、ここまででそもそもで脱毛サロンという事業が不安定なものであり、倒産が相次ぐ理由は見えてきたと思う。
ではもし脱毛サロンに通いたいと思った時、何に気を付けるべきかを見ていきましょう。
多種展開している大手を選んでくのがベター
脱毛事業は多くの会社が行っています。
しかし、大手脱毛サロンとも言われてた「銀座カラー」の破産もあり、
大規模展開している≠破産、倒産はない
となりました。
そのため選ぶ基準としてはその会社が脱毛サロン以外のビジネス展開をしているかにあります。
例えば、湘南美容外科クリニックなどは美容業界だけではありますが、薄毛、矯正歯科、美容整形など様々な事業を展開している会社です。
このように収入源が多種にわたる企業は経営が安定する傾向にあります。
そのため、会社のHPなどを見てどのようなビジネスをしているかを確認しましょう。
自己資本比率が大きい会社
また、会社を確認する流れで、自己資本比率などを抑えておくと安心感が出ます。
自己資本比率とは簡潔に言いうとその会社がどのくらいの資産を保有しているかという意味です。
仮に倒産をして返金対応が発生した場合、当然ですが会社にお金がないと返金なんてされません。
そのため、その会社がどのくらいのお金を持ち、どのくらいの借金があるかをしっかり把握しておきましょう。
自己資本比率などは会社のIR情報、決算で公開されており、
大抵の場合は会社HPに記載されています。
数字ばかりで目が痛くなるかもしれませんが、
個人でも企業間でもお金のやり取りをする上では相手を客観的に信頼できるかはとても大事です。
そのため、
友達の紹介だから
好きなインフルエンサーも通っているからなど
他人の信頼ではなく、その会社の信頼を図りましょう。
初回割引、通い放題など法外なサービスを行っているところは要注意
また、キャンペーンだからと安く始められる脱毛サロンは少し気を付けなければいけません。
脱毛サロンはビジネスとして契約数がないと成り立たないため、初回無料などのキャンペーンはかなり多いです。
最終的には数十万円の契約するわけですので初めのお得よりも数年施術任せるパートナーとして判断しましょう。
まとめ
今回は脱毛サロンが抱える経営の問題から、脱毛サロンを選ぶときの注意点について取り扱いました。
脱毛サロン事業は手軽な美容の手段として広まり男女問わず認知、利用されるようになりました。
しかし、経営の特徴から資金ショートが起きやすく、社会的にも問題視されるようになってきました。
今後もこのような破産問題は起きていき、被害者は増えて続けてしまうでしょう。
自分自身が被害者にならないためにも、
脱毛サロンは気軽な美容ではなく、数十万円かかる数年規模の美容と必ず認識するようにしてください。
お金の重さを感じられればSNSなどを使った広告などには騙されず、しっかりと信頼できる脱毛サロンを選べるでしょう。
今回は以上です。
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