皆さんは花粉がもたらすマイナスの経済効果を知っていますか?
花粉症はただ人々苦しめているだけでなく、経済効果としても大きな影響があり
実は無視できない問題となっています。
今回は花粉症がもたらす経済への影響と出来る対策についてまとめました。
花粉症による労働力低下の経済損失額はどれくらいなのか?
花粉症は、春になると多くの人々にとって深刻な問題となります。
花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、かゆみなどがあり、
これらの症状は集中力やパフォーマンスに影響を与えることがあります。
特に労働力においては、花粉症の症状による低下が見られます。
花粉症の症状がひどい人々は、仕事中に集中できず、効率が悪くなることがあります。
これにより、生産性の低下や業務の遅延が起こる可能性があります。
実際に経済的な損失はかなり大きくパナソニックの調べた調査ではなんと一日辺り約2,340億円の経済損失になっているとのことだ
パナソニック株式会社は、この度、「花粉症による労働力低下の経済損失額2024」を推計しました。
最新の民間給与実態統計調査(国税庁)や労働力調査(総務省統計局)を元にした今回の推計では、その経済損失額は1日あたりで「約2,340億円」に該当することがわかりました。
そもそもなぜ日本は花粉症に悩まされている?
花粉症自体は全世界どこでもありますが、花粉警報が出るレベルで重篤化しやすいのは日本だけだと思います。
日本、日本人の花粉症はほとんどスギ花粉であり日本の国土の1割はスギ林とも言われています。
ではなぜ、日本にはスギが多いのでしょうか?
要因としてます、日本の気候と土壌がスギの生育に適していることがあります。
スギは湿度が高く、冷涼な環境を好みます。
日本は四季がはっきりしており、夏は多くの雨が降り、冬は寒くなります。
このような気候条件がスギの成長に適しているのです。
さらに、日本の歴史的な背景もスギの多さに関係しています。
日本では古くから建築材料や木材として杉が利用されてきました。
特に神社や寺院、伝統的な建築物などでは、杉の木がよく使用されています。
そして、戦後の日本では国の経済を支える産業として林業も力を入れようとし、スギの植林が盛んに行われ、森林が広がっていったのです。
自治体の花粉対策、伐採など
一日に数千億円の経済損失が出ている花粉にはもちろん自治体からも対策が色々と考えられています。
例えば、林業者による杉の木の伐採も行われていますし、
花粉の少ないスギに変えるなど対策をしているようです。
しかし、一部の見識では花粉の発生を半分に減らすには約30年もかかってしまうらしく、
すぐに健康、経済効果に影響が出る政策はないのが現状です。
2024年度から花粉の発生源となるスギ人工林の伐採と花粉飛散の少ない品種への植え替えを集中的に進めることが分かった。全国に約441万ヘクタールある人工林の約2割を重点区域の対象とする。30年後に花粉の発生量を半分に減らすことを目指す。
個人ですべき効果的な花粉対策
残念ながら花粉に対しては自分たちで何とかするしかないようですね。
一般的な対策としてはマスク、目薬などあるが正直気休めでしかない。
ではどんな花粉症対策が効果的なのか?
薬、サプリメント
まずよくあるのが、薬、サプリメントです。
抗炎症作用や抗酸化作用のある食品やサプリメントを摂取することで、
花粉症の症状を緩和することができる場合があります。
ただし、個々の体質やアレルギーに応じて適切な食事やサプリメントを選ぶことが重要です。
注射
花粉症の症状を軽減するための効果的な治療法の一つとして、花粉症の注射療法(アレルゲン免疫療法)があります。
この治療法では、アレルゲン(花粉など)に対する免疫反応を緩和するために、
定期的にアレルゲンを注射することで免疫系を調整し、症状の軽減を図ります。
注射療法は花粉症対策の中では今一番効果的です。
免疫系に直接働きかけることで、2か月から半年ほど効果があるとされます。
しかし、その分費用も高く自由診療として1万円近くかかってしまいます。
まとめ
現在の日本ではスギ、スギ花粉に対して伐採など根本的な対策は現状難しく、
今後も花粉に悩まされることはほぼ確定だ。
花粉症の恐ろしいところは大人になってからも発症のリスクがあることで、
日本に住む全員がそのリスクにおびえなければいけない。
個人的にはもう本当に症状がひどい人はスギ花粉の少ない北海道などに引っ越しても良いと思う。
春だけの症状とは言え、健康面、経済面でも厄介な花粉をわざわざ貰う必要なんてありませんからね。
そのため、このような自由な生き方を気軽に選択できるようにしないと一生苦しむだけになりますからね。
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