経済

電子書籍が高い理由。紙書籍との価格差は経済効果にはメリットだが格差的な問題も?

電子書籍が高い理由。紙書籍との価格差は経済効果にはメリットだが格差的な問題も?

皆さんは本を読むときは電子書籍、紙書籍どっちで買いますか?

電子書籍だけ!両方共などありますが、あまり価格差がないことには疑問を持った人はいないでしょうか?

実際に本が手元にあるわけではないし、もっと安くてもいいのでは?

そう思った人も多いと思います!

今回は電子書籍の価格が高い理由を見ていきたいと思います。

日常に浸透した電子書籍のメリットとは

理由を見る前に普及した電子書籍のメリット見ていきます。

購買の手軽さ

まず、電子書籍はインターネットを通じて簡単に購入できます。

そのため本屋に行かず、自宅、出先で気軽にダウンロードすることができます。

また、購入日、時間にすぐに読むことができます。

昔は開店に並んでいたりしていたので本当に便利になりましたね。

持ち運ぶ利便さ

さらに、電子書籍は持ち運びが簡単です。

スマートフォンやタブレットに数百冊のデータを保存しておくことができます。

特に旅行や出張時にも、荷物の重さを気にせずにたくさんの本を読むことができ重宝します。

読み方を変えられる

また、文字の大きさや背景色を自分の好みに合わせて調整することができます。

目の疲れの軽減にもなりますし、気になったところはマークアップしたりと自由度も高いです。

環境配慮

そして、電子書籍は環境にも優しいです。紙の本を作るためには木材や水が必要ですが、
電子書籍はデータとして保存されるため、紙の本よりも環境負荷が少ないです。

さて、このように利便性の高い電子書籍のためここ数年で全国的に浸透し日常的に使うことが増えたと思います。

しかし、需要は上がれと価格はなかなか下がらない現象が続いています。

本来、需要が高まると価格競争がおきて値段がどんどん下がるはずですがなぜ価格はあまり下がらないのでしょうか。

電子書籍の価格が高い理由とは?

さて、今度は電子書籍の価格が高い理由を考えてみましょう。

収益の安定化?

理由の一つとしてはまず、売り手側の収益の安定化にあるかもしれません。

紙の書籍は印刷や配送などのコストがかかりますが、電子書籍はそのようなコストがほとんどかかりません。

しかし、電子書籍の価格を安くしすぎると、出版社や著者が十分な利益を得ることができなくなります。そのため、紙の書籍と同じような価格設定をしているかもしれません。

普通にコストがかかる

また、電子書籍ならではのコストもあるでしょう。

書籍化するための編集、またデータを保守するためのラーニングコストもどうしても一定な額発生してしまいます。

紙書籍、本屋への配慮

また、紙書籍、電子書籍の価格差が大きくなると紙書籍が売れなくなり印刷業界、書店への収益が下がってしまいます。

そのため、これら業界への配慮として一定の価格で設定しているのではないかと考えられます。

経済的に書店が潰れることは悪いことなの?

街から本屋さんが無くなることは確かに寂しいことですが、経済的な面で考えてみると
売れない本屋は淘汰されても仕方ないのではとも言えます。

例えばテレビの普及によりラジオはほとんど姿を見せなくなりましたよね。

また、スマートフォンの普及で公衆電話、ガラケーなどはなくなり、家庭用ゲーム機、音楽プレイヤーなど出荷数などに影響を受けています。

このように経済的な側面で考えるのなら、電子書籍の普及で街から書店はなくなり、
紙書籍がほとんどなくなるのは当然のことであり、そのきっかけとして値段も電子書籍の方がもっと安くてもいいと考えられます。

しかし実際、価格差は無くならず、書店も景気の影響もあるが未だに存命であるのだ。

文化的な側面からの配慮と危険性

この価格差の問題は電子書籍のコストもあるがはやり紙書籍がなくなることの文化的懸念から来ていると考えられる。

紙書籍、書店としてのメリット

まず、書店ならではならでは理由は大きい。

書店を眺めるとさまざまなジャンルの本が揃っています。

小説、漫画、自己啓発本、料理本など、あらゆる種類の本があります。

確かに読みたい本を探すなら電子書籍でも出来ますが、全く興味のない分野の本にも触れやすく、新しい発見はしやすいでしょう。

また紙ならではの手触り、匂いなどもあり知識としての本だけでなく、娯楽、嗜好品として紙書籍にしかない魅力があります。

書店がまったくなくなることができない

また、現実問題として書店が無くなることが出来ないのもある

文化やインフラ的な側面もあるが書店は様々な本を在庫として抱えておかねばならず、
一から作るのが難しい業態でもあるのだ。

そのため、どんなに紙書籍が減ろうと書店はしぶとく残るだろう。

電子書籍の価格が下がると格差が生まれる

また、電子書籍の価格低下による文化的、認識的な格差が発生するとも言われています。

仮に電子書籍、紙書籍が数倍もの価格差になった場合、
多くの人は安い電子書籍を買います。

しかし、お金のある富裕層などは嗜好品として紙書籍を買っていくでしょう。

一見して同じ本を買っているように見えますが、実は電子書籍と紙書籍で出版される本が全く一緒ではないのです。

そのため、紙書籍でしか読めない本などが生まれてしまい知識、教育面で格差が発生してしまうのです。

そのため、電子書籍の価格を下げることは格差の助長になるという社会的な危険性もあるのです。

変化が必ずしも正しいとは限らない

さて、電子書籍の価格について見てきたが、
経済的な側面では現在の価格差は異常であり、本来は数倍の価格差がないといけない。

しかし、実際に価格差がない背景に、現在の産業への配慮、文化的、社会的な懸念があることが分かったと思う。

筆者としては経済的な理由は正しいもので、それに合わせて世界も変わっていくのがあるべき姿とは思っています。

しかし、その経済効果が社会の形を歪める事態にもなるため、いろいろと考えされられますね。

このページを最後まで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ、他にも色々と考察しているので読んでみてください。

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