環境

環境活動家はなにがしたい?過激なアピールの理由

環境活動家はなにがしたい?過激なアピールの理由

ここ数年で環境を意識した取り組み、変化は多い。

スタバの紙ストローレジ袋の有料化など細かなことだが色々と変わったと思う。

世界的にもSDGsなどの目標が設置され、
環境問題は今後数十年のトレンドとなることだろう

しかし、環境活動には様々なものがあります。

その中には過激なものもあり、
他人に迷惑をかけてまでも活動のアピールをしてしまう人々がいます。

今回は環境活動家がなぜ過激なアピールをしてしまうのか、有名な環境活動家などを紹介したいと思います。

環境問題とはいつから意識されたのか

環境問題は、人々がその存在に意識を向け始めたのは比較的最近のことです。

20世紀後半、産業の発達が著しくなったこの時期に環境問題が世界的な関心事となりました。

その前は、経済成長や産業の発展が優先され、環境への配慮はあまり重視されませんでした。

環境問題への意識が高まったきっかけの一つは、
1962年にアメリカで発生した「サイレント・スプリング」という本であると一説にはあります。

この本は、農薬の使用が生態系に与える影響を指摘し、
多くの人々に環境問題への関心を喚起しました

また、1972年には国連で「人間環境会議」が開催され、環境問題が国際的な議論の対象となりました。

日本でも、1970年代には公害問題が深刻化し、環境保護を求める運動が盛り上がりました。

特に水俣や四日市などで発生した公害事件は、環境問題の深刻さを国民に伝えるきっかけとなりました。

その後、国内外での環境保護活動や地球温暖化問題の取り組みが進み、
環境問題への意識はますます高まってきました。

現在では、持続可能な社会の実現や地球環境の保護が重要な課題となっており、
個人や企業、国家レベルでの取り組みが求められています。

このように環境に向けた取り組み、意識は様々な規模で存在するようになりましたが、
中には過激なアピールをしてしまう人たちも現れてしまったのです。

環境活動のために汚される芸術

2022年10月14日、英国のナショナル・ギャラリーにて、
ゴッホのひまわりに環境活動家2名がトマトスープをかける事件について皆さんは覚えているだろうか。

絵画自体はガラスでしっかり保護していたため大事には至らなかったが
この事件はそのインパクトから世界に衝撃を与えた。

トマトスープをかけたのは、環境団体「ジャスト・ストップ・オイル)」の2名。

政府に対して、化石燃料に関する新規プロジェクトの停止を訴え、
アートと命のどちらに価値があるかと訴えたのだ

この団体の活動は同年6月に
ホレイショ・マカロックの「My heart’s in the Highlands」という絵画にも同様なことをしたのが発端であり
その後も各地で同様の活動を続けている。

絵画に罪はあるのか?

さて、ここで大半の人が疑問に思うこととして
環境活動で絵画にトマトスープをかけることに意味があるのかという点だ。

彼らの言い分から見ていこう。

彼らの活動は地球温暖化による気温上昇など多くの環境問題を防ぐために、
化石燃料の使用の禁止を訴えるものだ。

実は絵画などには絵具には化石燃料由来のものが多く使われている
また、絵画の輸出などにはセキュリティの関係上、
多大なコストと電気、化石燃料が使われているとして、
問題提起のためにも今回のような活動に踏み切ったのだという。

さて、一応彼らの主張は分かった。

しかし、やはりその行動を理解するのは難しいのではないか。

アートの世界だけでは解決しない

アートの世界が様々な理由で地球に悪影響を与えていることは理解した。
では割合で言ったらどのくらいなのだろう。
具体的な数値は無いが
おそらく一枚の絵画に使われる化石燃料よりも一台のガソリン車が使う化石燃料の方が多いのではないだろうか
また、国単位で見てみよう。
世界には多くの国が存在する。
では今回の事件があったイギリスのCO2の排出量は2019年で5.22トンであり
アメリカ19.41トンフランス6.14トン中国7.61トンとなっている。

もちろん国の規模が違うため単純比較はできないものだが、
同じ環境活動をするのであるなら一番地球に負担をかけているところからすれば良い
と感じてしまうのは私だけだろうか。

また、自国のイギリスをはじめとしたヨーロッパは古くから芸術が盛んであり
アートに対して強い誇りを持っている人が多い。

そんな彼らの気持ちに寄り添えずに、
自分の意見をアピールだけするのは効果的な活動とは言えないだろう。

有名な環境活動家

有名な活動家としてはグレタ・トゥーンベリに関しては
誰もが一度は聞いたことがあるのではないだろうか。

スウェーデン出身の環境活動家であり、若者の間で世界的に有名な存在です。

彼女は、わずか15歳のときに学校ストライキを開始し、気候変動問題に対する政府の対応を求めました。

彼女の行動は、世界中の若者たちに影響を与え、彼らもまた地球の未来に関心を持つようになりました。

グレタは、国際連合の気候変動枠組条約(UNFCCC)の会議や、世界経済フォーラムなどの国際的なイベントに参加し、
若者の声を世界中に届けています。

彼女の強いメッセージは、政府や企業に対して、環境問題に真剣に取り組むよう促しています。

グレタの行動は、多くの人々に影響を与えました。

彼女のストライキやスピーチは、メディアで取り上げられ、世界中で注目を浴びました。

彼女の存在は、若者たちが自分たちの声を発信し、行動することの重要性を示しています。

彼女のように、絵画にトマトスープをかけるのではなく、
国の機関、国際連合に意見をした方が最終的に賛同を得やすいのかもしれませんね。

環境問題は今後数十年続く課題である

さて今回は、世界的に注目されている環境問題、
それに対しての様々な環境活動家について注目していきました。
活動方法は賛否あれど、
人間が文化の成長と共に環境を変えてしまったことは事実と言わざる負えない部分もあるため、
環境に配慮した取り組み自体は今後も世界的に意識されることでしょう。

実際に環境が戻ることはほぼ無理

しかし、環境意識が進み地球環境が元通りに戻ることは難しいのではないだろうか。

CO2を多く排出している国はまだまだ多く、
今の生活が文化として根付いてしまっているのも問題だ。

しかし、環境問題は世界的に意識されるトレンドであり、
環境配慮に向けて企業、国が変化し始めているのは事実である。

消費者、投資家、労働者、関係性は色々とあるが
社会に属している以上今後このビックトレンドは生活に間違いなく変化を与えることだろう。

このページを最後まで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ、他にも色々と考察しているので読んでみてください。

また、私のLINEアカウントでは、本当に安心して行える資産運用の方法をお伝えしています。
ご興味ありましたら、ぜひ友だち登録をしてご連絡ください。
きっとあなたの為になると思います。

本当に安心できる資産運用の方法を知りたい方はお気軽に追加してください。

この記事をシェア!