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留守番禁止条例はメリットはあったのか

留守番禁止条例はメリットはあったのか

埼玉の子供の留守番禁止条例というものが悲惨を浴びている。

本条例は子供を一人にする行為は虐待とし取り締まるべきだとしたものだ。

たしかにずっと一人なら寂しいし、虐待にもなり得るだろう。

しかし、一人で公園に行ったり、友達とだけでただただ走ったりしたこともあったが、あれらは虐待なのか?

少なくとも良い思い出として刻まれている気がする。

子供の留守番禁止条例案とは何か?

子供の留守番禁止条例案とは、子供たちが一人で家などにいる時間を制限する法律案のことです。

例えば、子供が放課後や休日に一人で家にいることを条例で規制し、事故や犯罪のリスクを減らすことが狙いらしい。

この一文だけで見ると子供のことを思った素晴らしい条例であるが、今の日本の時代背景にあわず異常なバッシングを受けた。

がある場合でも、子供が安全に過ごせるような環境づくりや、必要なサポートを提供することが大切です。

条例の実態

公園に子供たちだけで遊ばせる

当条例は子供たちの安全や健康な発育のため、小学三年生以下で公園に遊びに行くが禁止するというのだ。

また、登下校も基本的に子供たちだけの状況はNGとして、成人以上の保護者の同伴を義務づけるらしい。

また、ゴミ出しなどのちょっとした子供だけの外出も
場合によっては禁止行為でこれらは虐待として扱うとのことだ。

そもそも虐待ってなんだ

これら条例は様々な点が問題視されたがまず注目したいのが上記のような行為は虐待になるのかという点だ。

虐待は、子供やペット、高齢者など、弱者に対して身体的、精神的、性的な苦痛を与える行為を指す。

つまりは被害者に当たるものがその行為をストレスに感じるかがポイントである。

もちろん、子供に対しては性的な知識や家庭内という閉鎖的コミュニティしか持たないなどもあるため、
暴言を吐く、性的干渉をされる、暴力を受けるなど具体的な行為がある場合は虐待と見なされる。

さてでは、低学年児童が自発的に公園などに行ったり、
ゴミ出しのようなお手伝いは虐待と言えるのだろうか。

もちろん、家庭環境によっては強制されたり放置された結果の行動の場合もある。

しかし、虐待はあくまで当人が苦痛に感じるか、強制させられているかがポイントなので、
これら行為自体がイコールで虐待にならないことは誰しもわかることではないだろうか。

アメリカでの対応

さて、海外では実は今回の事例のようなものがしっかり導入されている国もある。

アメリカの一部州では、子供が留守番をすることに対して年齢制限があります。

州によって様々ですが8歳から14歳以下での子供の留守番を禁止していたり、
学校の送迎は必ず保護者同伴スクールバスを使うなどルールがあります。

しかし、これはアメリカだからという文化と環境の違いがあります。

車社会と国土の広さ

アメリカは日本に比べより車社会です。

この違いは例えば、児童誘拐などの際のリスクが大きく違い、
アメリカは取り返しのつかないケースがおこり得てしまうのです。

その点、日本は車の保有率、事件事故の発生率も低く、このような事態になるケースは少ないです。

そのため、子供立ちだけで行動しても事件に巻き込まれることが少ない面があります。

法律の成り立ちの違い

アメリカと日本の法律は様々な点が違いますが、州法の成り立ちにおいては事実発生の前後が違います。

アメリカでは実際に事件や事故が起きた際に再発防止として州法が成り立つことが多く、
日本では今後の県の方針や社会に合わせて事前に防止するという意味での条例の制定があります。

確かに事前に防止をするという意味では日本の法律、条例の制定は立派ですが。

その内容が国民に支持されるものかは別であり、アメリカに比べ共感を得るのが難しいでしょう。

取り下げられた条例案

さてこの埼玉の条例案だが、インターネット、テレビを中心に広まって一か月いないに取り下げられたのだ。

内容としては条例の説明不足とのことだがいったいどこが説明不足なのだろう。

共働き増加による反対意見

日本の若者、子育て世代は不景気の波もあり収入が十分ではない。

そのため子供をもつ家庭でも共働きをする人は珍しくなくなった。

このような生活変化に対して、今回の条例は向かい風となったのだ。

確かに子供を一人にさせないことは重要だが、
大半の子育て世代の現状に対してあまりにも配慮が無い条例案であったことは否めないだろう。

全てが虐待はおかしい

今回の条例のポイントとして子供を一人にさせること自体が虐待という点が一番の論争になったのではないだろうか。

もちろん子育て世代の共働き問題も大きいが、例えば、共働きだからといって嫌がる子供を独りにしたり、ゴミ出しのようなことを全部強制してまかせたりするのは違う。

それら状況をしっかり指定して、明らかな虐待は禁止、罰則で良かったのだろう。

市民に求める前に気持ちの受け入れ先がなかった。

さて今回の埼玉の子供の留守番禁止条例案は、
条例の説明不足と実状態の理解、またメディアに大きく取り上げられたことで、大きな問題となり、最終的には取り下げさられた。

子供を大事にすること自体は社会、国にとっては大事であり、明らかな虐待などしっかり線引きをしたのならこのような条例も必要だろう。

しかし、昨今の不景気も併せて家庭に不安となる要素はマイナスのイメージでしかない。

そうならないためにも、例えば子育て世代への助成金託児所の増設などをすべきではなかったのだろうか。

このページを最後まで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ、他にも色々と考察しているので読んでみてください。

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