
さて、米国ETFの銘柄の中でも有名な「QQQ」という銘柄について見ていきたい。
米国ETFの詳しい説明はコチラ記事からも見れます。
「QQQ」とは何か?
まず、米国ETFとは米国の運用会社が打ち出している投資信託のような商品であり、
米国ETFを一つ持つだけで、様々な国や企業に投資することができ、昨今人気を集めています。
その米国ETFの中でも「QQQ」はとても人気です。
QQQは、「INVESCO QQQ TRUST SERIES」いう正式名称であり、
米国のNASDAQ100指数に連動するように設計されています。
このNASDAQ100は、主にテクノロジーセクターに焦点を当てており、
グーグル、APPLE、テスラなど一度は聞いたことあるアメリカのテクノロジー系の株が多く指数には組み込まれています。
成長するテクノロジー
このQQQが注目された背景にはスマートフォン、ネットの普及など、テクノロジーが注目されたのが要因となります。
それまでは同じテクノロジーでも携帯電話、パソコンなどの機器といったハード面が成長していました。
しかしここ数年で、ソフトウェアが劇的に成長をし、その関連会社の株価を反映したQQQは大きく値を上げたのです。
いまから「QQQ」のETFを買うメリットとデメリット
さて、QQQが注目された背景など実態が見えてきただろう。
そんな注目のETFを今から購入する際のポイントを見ていこう。
今後も成長が期待できるカテゴリー
QQQは多くの大手テクノロジー企業の株式を組み込んでいるため、市場の成長に連動して収益を上げることができます。
特に今後もテクノロジー企業は、経済成長が大きく見込まれるため、
時代の大きなトレンドに乗れる可能性があります。
テクノロジー株への分散投資
また、QQQはテクノロジー分野への分散投資の手段としても利用できます。
ナスダック100指数はアメリカの大手のテクノロジー株を参考にしており、
「QQQ」一つを購入することで様々な企業に投資が出来、リスクを分散することができます。
取引の容易さ
さらに、QQQは取引が容易であるという利点もあります。
ETFはその性質上、24時間リアルタイムで売買することができ、取引が容易に行えます。
また、信託報酬も0.2%とグロース株の中では安い方であり、長期保有にも向いています。
ボラティリティが大きい
株価は変動しますが、その変動の度合いのことを「ボラティリティ」といいます。
ボラティリティは景気、市場などに影響されますが、QQQはこのボラティリティが大きい傾向にあります。
QQQはグロース株、市場が未熟であり今後大きく成長が見込まれる株、企業が多く、市場が上にも下にも変動しやすいです。
また、テクノロジー系のセクターに偏っているため、例えばテクノロジー系業界に大きくマイナスなことが起きると暴落する可能性があります。
株価が高い
また、現在QQQは他のETFに比べて株価が高く購入額が大きくなってしまいます。
一株当たりの額が大きいとどうしても総資産のQQQの比率が上がってしまいます。
QQQはテクノロジー系のETFでもあるだめ、ポートフォリオとしては非常にバランスが悪くなってしまいます。
そのため、安全なポートフォリオの作成においして入金額が大きくないとQQQは組み込みにくい問題があります。
配当利回りの低さ
また、QQQはグロース株を集めたETFのため、配当金がほとんどありません。
もちろん、これは投資目的によっては仕方のないことですが、
配当金目的の投資には不向きであり、一概にQQQが良いものとは言えません。
テクノロジー系株式のお手軽セット
さて今回は米国ETFでも有名なテクノロジー系カテゴリーのQQQについて見てきた。
コロナ禍を理由にテクノロジー分野は大きく注目され、株価が急上昇しており、
そのため、現在はかなり高い株価、テクノロジー株だけの偏ったETFのため今からの購入には慎重になる必要があるでしょう。
しかし、銘柄としてはAPPLE、AMAZON、METAなど名だたるアメリカ企業があり、
それら有名銘柄を個別で購入するよりはお手軽な手段と言えるだろう。
もしテクノロジー分野の成長を期待するなら是非購入してもらいたい。
このページを最後まで読んでくださってありがとうございます。
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